在宅介護と介護施設

在宅介護の費用

介護は子育てのように、成人するまでや就職するまでといった区切りがなく、何年続くかわからないまま行っていく事になります。日本人の平均余命から、65歳の人の余命は20年近くあるとされ、もっと長生きすることも多くあります。

医療の発達によって、平均寿命は年々増加し、介護期間もそれにつれて長期化していきます。精神的なゆとりを持つ事も大事ですが、金銭的にも余裕が無くては介護は出来ません。

在宅介護で寝たきり状態の家族を介護する場合、生活の介助で必要となる月額の平均介護費用は35万円が平均とされています。ただ、介護保険を利用すると1割負担となるので3万5000円が、自己負担分とされます。在宅介護にかかる年間費用は、食費など除いても40万円はかかります。介護保険制度で介護サービスを受けることができても、すべての介護費用が適用されるとは限りません。

まず、在宅介護で必要となるバリアフリー化の為の住宅改修費が、20万円までは介護保険の助成金が支給されますが、それ以上は自己負担となります。階段やトイレ、また老化に手すりをつけたり、車椅子が入るように入り口を広げたり、トイレを改築すると20万円でとても賄えません。

一件あたりの平均工事実施額は300万円近くかかっており、ずっと在宅で介護を行う場合は、費用の準備もして置く事になります。在宅介護する場合は、仕事を辞めなければならない事も多く、介護費用以外に、他の家族の生活費もかかることも考えると十分な蓄えが必要です。