介護施設の基礎知識

介護療養病床の廃止

2012年までに介護療養病床を廃止することが、厚生労働省によって決まりました。これは、社会的入院を減らして、有料老人ホームや老人保健施設などの介護施設に転居させる事が目的です。ただ、転換するにしても、現状では課題が数多くあります。

社会的入院とは、医療行為は必要としていないにもかかわらず、在宅介護が出来ないという事で、病院に入院し続ける事です。この為、病院が介護施設状態となり、本当に医療を必要としている人に、十分な医療行為を提供出来ないという、問題になっています。

厚生労働省の考える転換先としては、特別養護老人ホーム、老人保健施設、有料老人ホーム、ケアハウス等の介護施設です。他に、回復期リハビリテーション病棟へ転換などが考えられています。

しかし、2011年度で2012年に介護療養病床の廃止することは不可能であるとして、期限が6年間延長されて2017年度までに行うとされています。この為、健康保険法を改正して、介護療養病床の新設が認められなくなります。

介護の中心は在宅に向かってはいますが、要介護度の高い人などは、家族だけで介護することは、ほぼ不可能であるとされ、介護施設の方が介護の効率も良く、医療面に関しても素早く対応することができます。このように、在宅介護の手当てを厚くしていくとともに、介護施設の設備も人員も強化して、施設介護を必要としている人に対応していく事も必要です。今後、ますます介護を必要とする人が増えて行く事は明らかなので、早く対応していくことが求められます。

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